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今、一番のおすすめ台湾土産は「金」!日本人のいるショップで安心ゴールドショッピング
こんにちは、台北ナビです。
本日はナビ読者のみなさまに、ちょっとお得な情報を!近頃ちまたをにぎわせている「金」のお話です。そう、GOLD。ぶっちゃけ、台湾って金が安いそうなんです。日本と比べたら…、あぁ~!こんなにもあんなにも違うとか。
普段、装飾品とあまり縁のないナビですが、そんなにお得なら「詳しい話が聞きた~い!」そこで、日本人スタッフが在中しているという「金敬順」におじゃまして、金のあれこれを伺ってきました。
台湾は金が安い!
あまりにもダイレクトですが、とにかく安い。なぜなら、日本と台湾とでは、価格の付け方がどうも違うらしいのです。純金(24K・宝石等がついていない商品)で比較してみると…
・日本⇒商品の値段があらかじめ設定されていて、金相場の変動による利益の損失を避けるためある程度の金額を上乗せしている。
・台湾⇒商品ごとに量り売りで計算するので、相場により価格が変動する。基本的に重さ+加工費で商品の値段が決まる。
スクリュー型ネックレス
画像提供:金敬順
といわれても、いまいちお得さがわかりません。日本では上乗せされてる分、「高そうね…」という程度。でも、少しくらいの差なら慣れない異国で買い物するより「日本で買った方が安心!」と思うのはナビだけでしょうか?
ならば、実際の商品で比べてみることに…。「スクリュー型のチェーンネックレス(24K)、長さは40㎝くらいが欲しいな~♡」とナビ。
日本の某ネットショッピングで探した商品は、価格が4万円也。重さは3gだから1g当たり13.333円です。
このような札が付いています
では台湾。似たようなデザインのスクリュー型チェーンネックレスを「金敬順」で探してみました。シンプルなものだからデザイン的にはあまり違いはありません。
さて、「おいくら?」タグを見てみると、値段ではなくて「重量:0.77」と書かれています。単位はグラムでなくて錢(銭)。「錢って?」これは日本でいうところの「匁(もんめ)」。台湾で金の取引に使われている単位。ちなみに1匁(錢)=3.75gだから、これは2.89g。
本日の相場を見てみましょう。お店の片隅にその日のレートが掲げられているはず。見てみると、黄金=4730元/錢となっています。これが取引の価格。ということは、単純な純金のみの価格は4730(本日の相場)×0.77(商品の重さ)=3642.1元ということ。台湾では、これに加工費がプラスされますから+1500元(ベーシックなネックレスの場合)。ちなみに加工費は、ピアスやピンキーリングなら600元~、普通のリングなら900元~となっています。
本日の相場。黄金がゴールドのこと
さて、実際のお値段ですが、3642.1元(純金の価格)+1500元(加工費)=5142.1元。これが本日の購入価格となります。これを日本円に換算すると、本日のレートは1円=0.2685元なので、5142.1元÷0.2685元=19151円。なんだかかなり安いですが…よくわかりません。そもそも重さが違いますもんね。それでは、グラムに換算してみましょう。
19151円÷2.89g=6.607円。1g当たり6.607円です。…さっきは1g当たり13.333円だったから…「えっ!?安っ!」倍以上違ってます。やれ、台湾は食事が安いだの、交通料金が安いだの、マンゴーが安いだの、デンタルフロスが安いだの(あ、これらも本当に安いんですよ~)言われていますが、「いやいや、ちょっと待ったー!」台湾で買うべきものはゴールドなのかもしれません。
高価なお買い物だから信頼できるジュエリー店で
どうやら台湾で金を手に入れるのはお得、というのはわかりました。が、やっぱり不安。だって言葉だって通じないし…「騙されたりしないの?」
そこでナビがおすすめしたいのが、今日おじゃました「金敬順」。台北の温泉地と知られる北投温泉に店を構える、創業30年を超えるジュエリーショップです。地元の常連さんを中心とした貴金属の販売の外、有名小籠包店をはじめとした世界の名立たる有名企業のオーダーメイド品(盾や置物など)も扱っている信頼できるショップです。
尾西さん(中央)とスタッフのみなさん
さらに二代目のお婿さんである尾西さんは、日本真珠振興会の真珠検定シニアアドバイザーの資格を持ち、またスタッフの中にはGIA(アメリカ宝石学会)宝石鑑定士の資格を持つ者も。だからゴールドだけでなく、真珠やダイヤなどの宝石類にも詳しいんです。何より「高品質の商品を届ける」という創業時からの信念を持ち続け、経営しています。
実は金の品質を見極めるのは難しいこと。ちょっと詳しい人なら18Kと24Kの区別はつくかもしれませんが、24Kと22Kといったらその道の人でもなかなか難しいみたい。だから悲しいかな、台湾のお店でも知識不足のため24Kといって本当は含有量が低い商品を扱っていることもあるとか。これ、必ずしもだましているわけじゃないとか。先にもお話したように、その日のレートによって金額が異なる金。ショップでは持ち込み商品の買い取りも盛んです。すると、お客さんが「24Kだ」という商品も、もしかするともっと純度が低い…なんてことも。
そんな時、「金敬順」では機械の力を借りています。純度や含有率を調べる機械、かなり高価なものなので、個人商店で導入している店は少ないとか。「金敬順」では扱う全ての商品は機械でチェック。正真正銘、純金の商品を販売しています。
また、お客さんが持ち込んだ商品は全て回収した上で、1度インゴットに。その後、自社工場で再び商品として加工しているそうです。安心ですね。
台湾らしいゴールド、台湾だからこそ手に入るゴールド
大ぶりの花
台湾や香港などの有名ブランドの商品(例えばJcode、周大福、just gold、點晴品…etc.)
は、中華っぽい華やかなデザインが日本人にもウケているとか。
また、ディズニーやスヌーピーなどのキャラクター物は、日本にはないデザインもあり、マニアならチェックしておきたいところです。加えて、台湾ならではといえばベビーギフト。満1か月のお祝いに純金ギフトを贈る習慣のある台湾。さまざまなベビージュエリーも充実しています。